NHK紅白、aespa関連の国会質疑が話題に|各メディアの報道内容を整理
2025年12月2日、参議院の総務委員会でNHK紅白歌合戦に関する質疑がおこなわれ、aespaの出場について議論されました。
国会での質疑応答、NHKの公式見解、オンライン署名の動きなど、複数のメディアで報じられている内容を時系列で整理してお伝えします。
わたし自身も報道を追いながら、事実関係を正確に把握することの大切さを感じています。
国会質疑の内容
2024年12月2日の参議院総務委員会で、日本維新の会・石井苗子議員がNHK紅白歌合戦の出場歌手について質問をおこないました。
石井議員は、
「今年出場が決定したアーティストのなかに、原子爆弾の”きのこ雲”をデザインしたような卓上ライトを『プリティ』、英語で『かわいい』と評価した人物が含まれていた。所属グループの紅白出場停止を求めるネットの署名が、12月現在で10万人を超えている。出場の予定に変更はないと報道されているが、このグループの出場の判断、NHKとしてどのように整理して受け止めたのか」
と質問しました。
この質問は、韓国の4人組ガールズグループaespaのメンバー・ニンニンさんが2022年にファン向けアプリに投稿した内容に関するものです。
投稿では「I bought a pretty light〜〜〜how is it?」(かわいいライトを買ったよ、どう?)というコメントとともに、きのこ雲を模したデザインのランプの画像がアップされていました。
NHKの回答
石井議員の質問に対し、NHKの山名啓雄専務理事は以下のように回答しました。
「当該メンバーに原爆被害を軽視し揶揄するような意図がなかったことを所属事務所に確認している」
「紅白歌合戦の出場アーティストにつきましては、今年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出にふさわしいかどうかの観点から、NHKの自主的な判断で決定している」
山名専務理事は、出場に問題はないとの認識を示しました。
石井議員はこれに対し、
「SNSで何かが起こるたびに、どうしたらいいかと考えるのでは済まない時代。SNSで批判されるような事案が続いてしまえば、公共放送としての信頼を失ってしまう。今の時代は情報発信のスピードが速く、奥が深い。前もって検討できるガイドラインを作った方がいい」
と、NHKの姿勢に注文を付けました。
オンライン署名の状況
オンライン署名サイト「Change.org」では、「aespaの紅白出場停止を求めます」という活動がおこなわれています。
署名数の推移は以下の通りです。
- 11月17日:署名活動開始
- 11月18日:約5万7000件
- 11月19日:約6万7000件
- 12月3日:12万件超
署名ページでは、紅白歌合戦の運営者に出演の再考を求める内容が記載されています。
なお、署名活動は12月中旬に終了させる予定とされています。
経緯の時系列整理
今回の一連の動きを時系列で整理します。
2022年5月
- aespaのメンバー・ニンニンさんがファン向けアプリに、きのこ雲を模したランプの写真を投稿
- 投稿内容:「I bought a pretty light〜〜〜how is it?」(かわいいライトを買ったよ、どう?)
2024年11月14日
- 第76回NHK紅白歌合戦の出場歌手37組が発表
- aespaが初出場として発表される
🔴第76回 #NHK紅白 ⚪️
— NHK紅白歌合戦 (@nhk_kouhaku) November 14, 2025
出場歌手が決定✨
紅組20組、白組17組
初出場は、紅組8組、白組2組です。#紅白歌合戦 公式HP:https://t.co/luuCuJe50U pic.twitter.com/w07dZR4eKz
2024年11月17日
- オンライン署名サイト「Change.org」で「aespaの紅白出場停止を求めます」という署名活動が開始
2024年11月中旬〜下旬
- 複数のメディアで報道
- 署名数が増加
2024年12月2日
- 参議院総務委員会で石井苗子議員が質問
- NHK山名啓雄専務理事が回答
2024年12月3日時点
- 署名数が12万件超
- NHKは出場に問題ないとの見解を維持
まとめ
今回の国会質疑では、aespaの紅白出場について議論がおこなわれ、NHKは「意図がなかったことを確認している」との見解を示しました。
オンライン署名は12万件を超えており、メディア各社が報道を続けています。
わたしたちにできることは、報道内容を冷静に確認し、事実関係を正確に把握することだと感じています。
今後も追加の発表があれば、このブログで情報を整理してお伝えしていきます。